100年の恋も冷める歯ぎしり!原因はストレスだった!症状と予防法まとめ


麗子
みなさんこんにちは!早速ですが、今回のテーマは「歯ぎしり」です!

みなさんは、自分が歯ぎしりをしているかどうかをご存知ですか?

いびきや寝言などと同じく、癖や体質によるものと軽く考えてしまいがちな歯ぎしりですが、実は健康に影響を及ぼす恐れがあるとして、多くの事実が明らかになってきています。


 
100年の恋も冷める歯ぎしり!原因はストレスだった!症状と予防法まとめ

 

歯ぎしりは寝ている間、無意識に起こってしまうモノ

 

大輔
僕は、いびきは気にしたことがあるけれど、歯ぎしりについてはあまり自分で気にしたことがないですね…

麗子
歯ぎしりって意外と多くの人が意識を向けていないことが多いようですね。
実は今回読者の方から深刻な相談が届いたんです。

 
歯ぎしりの相談の手紙

「一緒に住んでいる恋人が歯ぎしりをします。ストレスを抱えているのではないかと心配いう心配もありますが、私自身が彼の歯ぎしりでゆっくり眠ることができません。
原因や効果的な対策を教えて下さい。」
(相談者:20代女性)

 

大輔
これはなかなか深刻な問題ですね…。
いくら恋人とはいえ、毎日すぐそばでギリギリと歯ぎしりの音を聞かされては、リラックスして眠ることができませんよね。
麗子
そうですよね。いくら大好きな人でも、毎日眠れないほどの歯ぎしりの音では、恋心も冷めてしまいそう…。
でも、歯ぎしりを癖や体質によるものと考えている人がとても多く、なかなか歯科医院に足を運ぶまでに至らない場合も。

大輔
歯科医院で診察してもらえるのかがわからないという人も多いですし、恥ずかしくて診察に訪れることに抵抗を感じる人など、様々な理由で治療が遅れてしまうのが歯ぎしりが進行してしまう大きな問題の一つのようです。

歯ぎしりの大きな原因は「ストレス」というのが一般的なイメージですが、近年では歯ぎしりの原因はストレスだけでないことが明らかになってきました。



「歯ぎしり」は、寝ている間に無意識に起こるもの

歯科業界では『ブラキシズム(咬合神経症)』と呼ばれています。
軽度のものであれば体に大きな影響がない場合もありますが、深刻な場合には歯や歯の周りの骨に影響を与えたりするなど、身体に及ぼす様々な影響との関連性もわかってきています。

体質によるもので仕方ないと思っているひとも多いのですが、睡眠医学ではれっきとした病気として認識されているのです。

歯ぎしりの他に、歯を食いしばったり歯をカチカチと鳴らしたりすることなどを含めて『睡眠時ブラキシズム』と呼ばれています。

麗子
“癖”や“体質”によるものかと思いがちですが、歯ぎしりはれっきとした病気なのですね。


大輔
最近では、いびきに代表される“睡眠時無呼吸症候群”なども重大な影響のある病気の一つとして認識されています。
それと同じように、歯ぎしりに関しても決して軽く考えず、「もしかして病気のサインかも?」と感じることが大切ですね。


麗子
自分自身の体への影響はもちろんなのですが、周囲への影響も深刻な問題のひとつですよね?

家族や恋人などの身近な人はもちろん、寮生活やルームシェアをしている人なども睡眠が妨害されてしまうこともあります。
特に、医師や看護師、警察官や消防隊員、警備員をはじめとする仕事中に仮眠が必要な仕事についている場合、同室で休む人にとって歯ぎしりの音が睡眠の妨げになり、最悪の場合は業務に支障をきたす場合も考えられます。


麗子
なるほど、確かに癖や体質などと軽く考えるには、影響が大きいですね。


大輔
身近な人が歯ぎしりを行っていると、日々大きなストレスを抱えていて、相談できずに悩んでいるのではととても心配になってしまいますよね。


麗子
そうですね。
「なぜ私に相談してくれないのか」
「ストレスの原因は家庭にあるんじゃないか」
などと、大切な家族や恋人ととの関係に不安を感じてしまいそうです。


大輔
とはいえ、医学的に解明されていない部分も多いため、なかなか完治する方法が見つからないのが現状なんです。
また、歯ぎしりは無意識のうちにおこるため、自覚症状がない人も多く、無意識のうちに続けてしまうことで体のあちこちに大きな影響が出てくることもあるようです。


麗子
実はそこが「歯ぎしり」の大きな落とし穴だと言われているんですよね!
歯ぎしりは、けして体質的なものや軽いストレスからくるものではなく、深刻な問題と捉えた専門的な治療が必要ですね。

「歯ぎしり=ストレス」というイメージが大きけれど、最近ではストレスだけが歯ぎしりの原因ではないということがわかってきています。

そこで今回は、「歯ぎしり」の原因や治療法をご紹介していきましょう。

歯はこれから先の人生で長く付き合っていかないといけない重要なパーツ。
歯ぎしりで歯が弱ってしまう前に歯ぎしりの正しい知識を学んで予防を行いましょう!

 

あなたは大丈夫!?“歯ぎしり”セルフチェックシート

 

麗子
歯ぎしりの大きな特徴として、自覚症状がないということが挙げられますよね。


大輔
はい。自分で気づかないことが多い分、知らないうちに症状が進行してしまうということも考えられますね。


麗子
そこで、まずは自分が歯ぎしりを行っているのか、歯ぎしりの予兆はないかなどを調べるため、セルフチェックを行ってみましょう!

 
歯ぎしりセルフチェックシート

 

  • 歯ぎしりしていると近親者に言われたことがある
  • 起床時に口の周囲がこわばる、あごが疲れる、だるい
  • 歯にひびが入っている、もしくは、擦(す)れて欠けたような歯がある
  • 歯の根元が削れている
  • 日中仕事や運転中などの集中しているときに、無意識に歯をかみしめている
  • 頬(ほお)の内側にかんだあとや、舌を押し付けたような歯形(圧痕)がついている
  • 肩こりや頭痛雨などの症状を強く感じることがある
  • 冷たいものを口に入れるとしみる

これらの項目に一つでも当てはまる人は、歯ぎしりを行っている可能性が非常に高いと考えられます。
放っておくと体に大きな影響を与えてしまうおそれもあるので、一度歯科医院で診察を受けることをお勧めします。

 

“歯ぎしり”一体なに?歯ぎしりのメカニズム徹底解明!

 

大輔
“歯ぎしり”がどういうものか、案外知らない人も多いんですよ。
実は僕も、実際に勉強するまでは歯ぎしりがどういうものか具体的に知りませんでした。

麗子
いびきや寝言なら家族や恋人との間でも話題に上ったことがありますが、歯ぎしりについてはあまり話したことはないかも…


『歯ぎしり』とは…
寝ている間に無意識に歯を食いしばったり強く噛み合わせたり、歯を何度も噛み合わせるなどの行動が、一般的な歯ぎしりの症状。
歯ぎしりには症状などによって種類があり、一般的には3つのタイプに分類されます。

歯ぎしりは3つのタイプに分類

  • グライディング
  • 歯ぎしりの症状の中で最も多いのがこの『グライディング』だと言われています。
    上下の歯を擦り合わせてギリギリと音が鳴る、一般的な歯ぎしりの症状です。
    とても大きな音が出ることもあるため、周囲の人にも聞こえるほどの不快な音を出してしまう場合も。
    また、寝ている間だけでなく起きている状態でも無意識に行ってしまう人もいるよう。

  • クレンチング
  • 『クレンチング』は上下の歯を強く噛みしめるタイプの歯ぎしり。上下の歯をこすり合わせることがないため、大きな音が出ることはありません。
    しかし、音が出ないため自分はもちろん周囲も気づくことが少なく、自分が歯ぎしりをしているかどうかさえ自覚できないことが多いのです。

  • タッピング
  • 上下の歯をカチカチと噛み合わせる症状が『タッピング』と呼ばれるもの。歯ぎしりを行う人の中でも比較的少ないと言われている症状です。

大輔
最近の研究では日本人の50%〜90%もの人が歯ぎしりをしているとも言われています。しかし、歯ぎしりについての正確な統計データは、実はほとんど存在しないんですよ。


麗子
れっきとした病気と考えられているのに、正確なデータがないのですか?


大輔
そうなんです。
歯ぎしりは無意識のうちに起きることが多いため自覚症状がないこと、歯ぎしりを行っている本人に「病気だ」という認識が薄いことにより、医師の診察を受ける人も少なく、どれほどの人が歯ぎしりをしているかという正確な人数を割り出すことが難しいとされています。

麗子
でも、日本人の多くが歯ぎしりを行っているかもしれないと明らかになりつつあるのであれば、私たち歯科業界に従事する者としては、歯ぎしりの危険性や重大性をもっと広めて行かなくてはいけないですね!

 

ストレスだけじゃない!こんなにあった歯ぎしりの原因

 

麗子
今まで、歯ぎしりと聞くと「ストレスが溜まってるのかなぁ」なんていうイメージを持つことが多かったと思うんです。

大輔
そうですね。
ストレスも主な原因ではあるのですが、実際にストレスを抱えていても歯ぎしりをしない人だっています。

そのため、歯ぎしりが必ずしもストレスを抱えているという直接的原因ではないようなんです。

最近では歯ぎしりが起こる理由は、決してストレスだけでは片付けられないと言うことがわかってきているんですよ。



歯ぎしりの最も大きな原因は、やはりストレスだと言えるでしょう。

しかし最近の研究では、生活習慣や癖などをはじめとしたストレス以外の深刻な原因が他にもあるということが解明されてきました。

歯ぎしりの主な原因とは・・・

歯ぎしりの原因

  • ストレス
  • 歯ぎしりの多くは、睡眠中などの無意識のときに起こるもの。
    日々の生活の中で感じたストレスをうまく発散できずに体に溜め込んでしまうことで、睡眠時に歯ぎしりとなって現れてしまうと言われています。

  • 肩こりや眼精疲労など
  • 長時間のパソコンやデスクワークなどで目や肩の筋肉が極度に緊張した場合、歯ぎしりが起こると考えられています。
    これは筋肉や身体的ストレスによるもので、日々蓄積された体への疲労が夜寝ている間に歯ぎしりとなって現れてしまうのです。

    スマホを長時間使用したりすることで首や肩など上半身の筋肉が張ってしまい、歯ぎしりを引き起こす要因となることも考えられます。

  • 噛み合わせの悪さ
  • 噛み合わせも歯ぎしりの原因の一つと言われています。
    もともとの歯の位置や上下のバランス、虫歯治療などで詰め物や被せ物、抜歯などによって噛み合わせが悪くなると、頬や顎周りの筋肉の働きのバランスが乱れ、結果的に歯ぎしりが起きてしまうのです。

  • アルコールやタバコなどの嗜好品による逆流性食道炎
  • 一見歯ぎしりとの関係性がなさそうと思いがちですが、実はこれらの嗜好品の過剰摂取により、逆流性食道炎が起こることで歯ぎしりを起こしてしまうと考えられています。

    逆流性食道炎とは、なんらかの理由で胃液が逆流して食道が炎症を起こし、胸やけなどを起こす病気。
    胃酸が逆流して食道まで上がってくると、胃酸の作用で食道や口内が酸性になり、それを中性に戻そうとする働きのために唾液を多く分泌しようとして歯ぎしりを起こすと考えられています。

    実際に、逆流性食道炎の患者の中には歯ぎしりを行っている人が多いというデータも報告されています。

  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 最近テレビや雑誌でもよく聞くようになった『睡眠時無呼吸症候群』。

    一般的に睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に呼吸が止まってしまう症状のこと。
    一見歯ぎしりと関係性がないと思われがちですが、じつは密接な関係があることが近年明らかになってきています。

    2001年にスタンフォード大学が行った研究によれば、歯ぎしりをする人としない人とを比べると、睡眠中にいびきや呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群の症状がある人は歯ぎしりを行う人の方が約3倍も多いことがわかりました。

    人間は睡眠時に深い睡眠と浅い睡眠を交互に繰り返していますが。深い眠りのとき筋肉の動きが抑制されますが、浅い眠りになると体が覚醒した状態となり、頬や顎の筋肉が動いて歯ぎしりが起こると考えられています。

麗子
ストレスだけでなく、歯ぎしりにはこんなにも多くの原因があったんですね。


 

歯ぎしりが原因で起こる体への影響とは…

 

大輔
ところで、寝ている間に歯ぎしりを行うことでかかる力はどのくらいか知っていますか?

麗子
大きな音がなることもあるわけですから、相当強い力が加わっているのではないでしょうか?
大輔
通常わたしたちが起きている時の噛む力と比べると、歯ぎしりの際にかかる力は6倍以上と言われているんです。
麗子
普段生活している中で歯を噛み合わせたり食いしばっても、大きな音がなったり歯に影響が出るほどの力が加わっているとは思えないのに、寝ている間に信じられないような力がかかっているんですね!

世間では、まだまだ歯ぎしりに対する認識が低いもの。そのため、多くの人が歯ぎしりによる重大な影響を理解していない状態です。
しかし、歯ぎしりが原因で起こる体への影響はとても重大な問題ばかり!軽く考えていると、近い将来健康に害を及ぼすことも考えられるので注意が必要です。
 

歯ぎしりが原因で起こる影響や症状

 

歯ぎしりの影響

  • 歯を支える骨が痩せる
  • 歯ぎしりによって歯や歯茎に力が加わり、歯を支えている骨に負担がかかります。それによって歯周病が悪化したり、歯の根元部分が露出してくるなどの影響により、歯茎や骨自体が弱ってくることも。

  • 詰め物が取れる・割れる
  • 歯ぎしりによって歯に強い力がかかると、歯の詰め物やかぶせものが取れたり割れることがあります。

  • 歯に亀裂が入る
  • 歯ぎしりは非常に大きな力がかかります。そのため、歯が割れたり亀裂が入ってしまうことが。亀裂が入ると、そこからから細菌が入り、歯茎が腫れたり虫歯が悪化するなどの影響が考えられます。

  • 肩こり、偏頭痛
  • 歯ぎしりを行うときに力が加わることにより、無意識に上半身、特に頬や顎から、首や肩などの周辺の部位の筋肉にも非常に強い力がかかり、肩や首が凝りやすくなります。これが毎日のように続いてしまうわけですから、筋肉の疲労や緊張、凝りが蓄積され続け、やがては偏頭痛を引き起こしてしまうと考えられています。

  • 顎関節症
  • 顎関節症とは、なんらかの原因によってあごが痛い、口を大きく開くことができないなど顎の関節に不調が起きる病気。
    ひどい場合は口が開けにくくなったり強い痛みを感じ、ものを噛むことができずに食事ができなくなる場合も。
    また、この関節の不具合により、頭痛やめまいなどの症状が起きることもあると言われています。

    この原因の一つが歯ぎしりで、強い力で歯を噛み締めたり食いしばることによって関節に負担がかかり、大きな支障が出てしまうのです。

他にも、耳鳴りや自律神経失調症、歯の周辺の骨が膨らむなど、体に様々な影響が。
歯ぎしりはれっきとした歯科治療のひとつ。

体に大きな影響が出て手遅れになる前に専門的な治療を受けましょう。

大輔
無意識に行う行動なのに歯が削れたり骨がゆがむほどの信じられない力が加わっていることを考えると、そこから引き起こされる影響も深刻だというのは納得ができますよね。


大輔
そうです。歯ぎしりの恐ろしいところは無意識の状態に起こること。コントロールができないのもまた危険なんですね。


麗子
自覚症状がないまま気がつけば体に重大な影響を及ぼしている危険もあるので、決して軽視してはいけない問題ですね。


 

歯ぎしりは歯医者さんに相談!歯ぎしりの効果的な治療法

 

大輔
それでは、ここからは歯ぎしりの治療法についてご紹介していきたいと思います!


麗子
患者さんの中でも、「歯ぎしりは治りますか」と聞かれることが多いのですが…


大輔
残念ながら、歯ぎしりには100%治るという治療法はないんです。しかし、歯ぎしりを予防したりマウスピースをつけて歯を守るといった治療法はきちんとありますのでご心配なく!
生活習慣も大きく関係してくるわけですから、日常の何気ない癖や習慣を見直すことでも、歯ぎしりを軽減させることは可能だと思います。


現在の医学では、100%完治する治療法がない歯ぎしり。

先ほどもあったように、これは正式な情報やデータがまだまだ少ないため、有効な治療法が確立されていないことが理由と言われています。
しかし、歯科医院では歯ぎしりの治療法として様々な方法が行われているため、自分の症状の度合いや歯ぎしりのタイプに合わせて治療法を選択し、それと合わせて生活習慣を変えることで、大きく改善することが可能なのです。

 

歯ぎしりの治療法はどんなものがあるの?

 

  • マウスピースによるスプリント療法
  • 最も効果的だとされているのが、自分の歯に合わせたマウスピースを作成するスプリント療法と呼ばれる治療法。
    樹脂で作られたマウスピースで、就寝中に装着し、歯の噛み合わせの部分を覆うようにして歯ぎしりによる負担を軽減させ、歯のすり減りや削れを防ぎます。
    基本的な歯科診療を行い、虫歯などを治療してから歯の形を取り、噛み合わせのチェックなどを行います。保険診療が可能なのでマウスピース自体は5000円程度で作ることができます。長期間使用していると樹脂部分が劣化したり穴が開いたりするため定期的に作り直しが必要になりますが、経済的な負担が少ないのが特徴です。

  • アルコールを控える
  • 寝る前にアルコールを摂取する人がいますが、アルコールを飲んで寝てしまうと脳が覚醒状態となり、深い睡眠を得ることが難しくなります。
    眠りは早いように思えますが、夜中に目を覚ましたりぐっすりと眠ることができず、疲労やストレスばかりが蓄積されてしまうので絶対に避けておきたい要因の一つです。

  • 歯列矯正・噛み合わせの改善
  • 抜いた歯や治療途中の歯を放置することによって噛み合わせが悪くなるため、噛み合わせを改善します。また、歯のバランスが大きく乱れている場合は、歯列矯正により上下の歯のバランスを整えることで、歯ぎしりを軽減することもできるのです。

  • 薬による治療
  • 筋弛緩薬などを使用して、歯に力が加わらないようにする方法です。薬の種類によっては副作用が強かったり、いびきや睡眠時無呼吸症候群の症状が悪化するなどのデメリットもあり、体の負担を考えると定期的な使用や長期間の使用ができない場合も。

  • 精神的な治療
  • ストレスの原因となる根本的な要因を治療します。鬱や自律神経の乱れを改善したり、鍼灸などを用いてストレスを溜めにくい体にするなど、精神的な部分を改善していく方法により、歯ぎしりを防ぎます。

 

自分でできる歯ぎしり予防法

 
生活習慣や癖なども大きく関係する歯ぎしりですが、普段の生活のなかで歯ぎしり引き起こしてしまう要因を改善すれば歯ぎしりを予防することが可能です!
歯科医院による治療と並行し、毎日の生活を今一度見直してみましょう。

歯ぎしり予防法

  • 季節にあった寝具を使用する
  • 季節に合わない寝具や通気性の悪いパジャマ、一晩中暖房や冷房をかけたまま寝てしまうことで、睡眠中にうまく体温調節ができず睡眠の質は低下してしまいます。
    できるだけ快適に眠れるように睡眠環境を整えましょう。

  • 長時間同じ体勢で寝ない
  • 横向き、うつ伏せなど、長時間同じ体勢で眠ることで体に歪みが生じ、噛み合わせや体にかかる負担が増えてしまいます。
    まくらを極端に高くせず、寝返りが打ちやすい姿勢で眠るなど、自身の睡眠環境を見直してみましょう。

  • 頬や顔周りの筋肉の力を抜く
  • 起きている間も、無意識のうちに緊張して顔や頬、顎、首や肩などに力が入って、歯を強く噛みしめている場合が。これらは、気づいた時にすぐに力を抜くように心がけましょう。

  • フェイスマッサージやヘッドマッサージを行う
  • 緊張でこわばった上半身は、なかなか筋肉が緩みにくいもの。定期的に顔や頭、首や肩などをマッサージして、積極的に筋肉の緊張をほぐし血行を促すように心がけましょう。

  • 左右均等に噛む
  • 食事をする際、どちらか片側だけで噛んでいる時はありませんか?こうすることで、片側の顎や頬に大きな負担がかかり、体の歪みや噛み合わせの悪さに影響することも。
    食事の際は、意識的に左右均等に噛むことを心がけましょう。

麗子
ストレスや無意識にかかる力が原因の歯ぎしり。普段の何気ない生活のなかでも、積極的にリラックスできる環境を整えることが大切ですね。


大輔
そうですね、歯ぎしりの原因は様々ですが、ほとんどが筋肉の緊張やストレスと大きく関係しているため、まずは肉体的にも精神的にもリラックスすることが重要と言えそうですね。


 

子供の歯ぎしりに悩む親が急増中!

 

大輔
ところで最近患者様のなかで、小さいお子様の歯ぎしりが心配で受診される人も多いですよね。


麗子
そうなんです。お子様が寝ている間に歯ぎしりをするため、日常生活でストレスや悩みを抱えているのではないかと心配になり、歯科医院を受診されるお母様もいらっしゃいます。


大輔
子供の歯ぎしりに悩む親は、実はとても多いもの。でも、子供の歯ぎしりの原因は、大人のようにストレスや身体的な問題があるとは限りません。


大人に比べ、子供が歯ぎしりをする頻度は非常に高いと言われています。

この原因は、体の成長に伴い顎の成長や歯の発達に合わせて、噛み合わせの位置を自然と調節しようとすることから起きると言われています。
成長するにつれていろいろな食べ物を咬み砕くために、顎や頬の筋肉を発達させるための重要な過程の一つだと言えるのです。
 

成長過程の子供の歯ぎしりの原因とは?

 

子供の歯ぎしりの原因

  • 成長に合わせて噛み合わせを自分で調節する
  • 顎や頬の筋肉の闊達に伴う現象
  • 永久歯に生え変わるタイミングで起きる

子供の歯ぎしりは歯が生えたばかりの幼児の頃から始まり、成長とともに自然と無くなっていくので、あまり過剰に心配をする必要はないでしょう。

麗子
大人と違い、子供の歯ぎしりは、成長に伴う歯や顎の関節のバランスを調整するためのとても重要なプロセスなんですね。


大輔
とはいえ、やはり大人と同じようにストレスなど精神的な理由による歯ぎしりを起こす子供もいます。


麗子
お子様がストレスを抱えているのかどうかを見極めるには、どのような方法があるのでしょうか?


 

注意したい子供の「歯ぎしり」とは

 
以下のようなことがあれば、ストレスが理由の歯ぎしりの場合も…。
お子様の些細な変化を見逃さないよう、大人が注意してみてあげることが大切です。

  • 永久歯が生え揃ったにもかかわらず歯ぎしりをする場合
  • 突然歯ぎしりをするようになった
  • 生活環境が変わって歯ぎしりをし出した
麗子
子供の場合は、ストレスがかかっていることを自覚できないことも多いもの。親子や家族間のスキンシップを積極的に取りながら、歯ぎしりの状態をきちんと確認してあげましょう。

 

歯ぎしりの原因はストレスだった!症状と予防法まとめ

 
いかがでしたか?歯ぎしりは、放っておくと歯や歯茎から次第に体全体へと影響が広がっていきます。

歯は一生のパートナーとも言われ、大切にするべきものです。
できるだけ早いうちに症状を改善しておくことで、年月が経っても丈夫で健康な歯を維持することができるのです。

それでは最後に、彼の歯ぎしりに悩む質問者さんへの回答を含めて、今回の歯ぎしりについておさらいをしておきましょう!

歯ぎしりのまとめ

  • 歯ぎしりが続くとかみ合わせが悪くなり、歯や骨、顎の関節などに重大な影響を与えてしまう
  • 自覚症状が少ない歯ぎしり。少しでも思い当たることがあれば歯科医院での受診を!
  • 自分に合った治療法で、歯ぎしりによる影響を防ぐ。
  • 歯ぎしりは自分の体がSOSを出していることの現れかも。日常生活のなかでストレスをなくし体と心に負担をかけない生活を心がける。
  • 子供の歯ぎしりは成長過程で起こるもの。コミュニケーションを深めて、子供の些細な変化を見逃さないように。

麗子
将来のため、健康な歯や健康な体を維持するためにも、「歯ぎしり」の治療はとても重要だということがわかりました!


大輔
まだまだ歯ぎしりについてはわからない部分が多く、僕たち歯科業界の人間が今後もっと研究を進めていかなければいけない大きな課題でもあります。


麗子
大切なのは、普段の生活の中で無意識に感じているストレスを取り除くよう心がけること、歯ぎしりの原因となる習慣を見直すことですね。


大輔
そして、「たかが歯ぎしり」と軽く考えず、医師の診察を受け積極的に治療を行っていくこと!


麗子
歯ぎしりに悩む患者様に、今まで以上に適切なアドバイスを行うことができそうです。ありがとうございました!